Pâtisserie YUTA ogura vision Y

パティシエと看板職人の共創で完成した、原点を思い出し、心を奮い立たせる看板。
職人同士だから生み出せる価値とは

東京都調布市・つつじヶ丘に店を構える「Patisserie YUTA ogura vision Y」。
この店の顔ともいえる看板を手がけたのは、素材選びから仕上げの塗装まで妥協せず、一つひとつの看板に真摯に向き合う株式会社ダイカンです。

vision Yのオーナー・小倉優太さんは、18歳からパリで菓子づくりの修行を重ねてきたパティシエ。「本場パリのエスプリを伝える」というコンセプトのもと、食材の9割をヨーロッパから取り寄せ、伝統的なレシピを守りながらお菓子をつくっています。

今回の看板には、パリの通りにある標識を再現し、自身の原点を思い出したいという想いが込められました。完成した看板を見た小倉さんは、細部にまで行き届いた仕上がりに驚き、看板づくりにかける職人のこだわりと技術に深く敬意を抱いたといいます。

vision Yの小倉さんと、看板制作を担当したダイカンの職人・藤田雅一さんの対談を通して、今回の看板づくりの背景と、職人同士のコラボレーションの魅力、そしてこれからの展望についてお届けします。

小倉優太さん
ネオンライトが灯る店内には、本場フランスのヴィンテージボトルやレシピ本などが飾られている

◼︎人の想いや背景に寄り添う。ケーキと看板、職人に共通する姿勢

——まずはお二人のご経歴と、お仕事におけるこだわりについて教えてください。

小倉)パティシエを始めたのは15歳のときです。
18歳でビザを取得してフランスに移住し、本格的に修行を開始。現地の食文化や考え方に強く惹かれていきました。帰国後にオープンしたのがvision Yです。体験してきた本場の“フランス感”を、日本向けにアレンジすることなく、そのまま表現するパティスリーをつくりました。

そのため、ケーキだけではなく惣菜やパンも扱いますし、スタッフにもできる限り現地を経験してもらいます。空間も同様で、ミュゼ(美術館)を意識して照明や間取りにこだわり、置いてある小物もほとんどがフランスから輸入している。お菓子だけでなく、本物の文化や歴史も体感してもらえる場所を目指しているんです。

藤田)すごく素敵な空間ですよね。接客にも本場フランスの考え方が反映されているんでしょうか?

小倉優太さん

小倉)そうですね。フランスには、日本のような「お客様は神様」という感覚はありません。お金を払う側と、それに真摯に向き合って価値を届ける側。両者の間にあるのは対等な関係性です。

vision Yも同じ考え方を大事にしています。たとえば、2つのケーキがあって、ひとつは高価で利益が出る、もうひとつは安くて利益は少ない。でも、お客様にとって本当に合っているのが後者なら、僕たちは迷わずそちらを勧めます。逆に、お客様から率直な感想をいただき、それをもとに商品を改善することもあります。

変に媚びることなく、まっすぐ向き合う。その姿勢が合わなくて離れていく方もいますけど、その分、一人ひとりのお客様との関係性は濃い。ホームパーティに招待されたり、居酒屋に飲みに行ったり、ファミリーのような関わりを大切にしています。

——お客様との関係性も含めて、全部が“本場”につながっているんですね。
一方で、藤田さんのものづくりとの出会いについても教えてください。

藤田)子どもの頃から、工作や絵を描くことが大好きでした。
でも同時に、人を笑わせるのも好きで、学校を卒業したあと、お笑い芸人を目指してNSC(養成所)に通ったんです。
ただ、評価されるのは、ネタよりも小道具のほう(笑)。そこで、自分の得意分野はそっちなのかもしれないと気づいて、母方の実家である鉄工所で働き始めたのが、この道に進むきっかけでした。

本格的にものづくりにのめり込んだのは、鉄工所で働いているときのこと。
飼っていた愛犬を亡くして元気がなかった祖母のために、犬のフィギュアをつくってプレゼントしたところ、笑顔を取り戻してくれたんです。「ものづくりって、人を幸せにできるんだ」と確信しました。

その後、さらにものづくりを極めたいと思い、父の紹介でダイカンに入社しました。
それからは看板塗装一筋です。塗装の仕事というとペンキを塗るだけのイメージがあるかもしれませんが、実際はとても繊細で奥深い。お客様から送られてくるサンプルをもとに、「この色と質感を再現してほしい」といった要望に応えていく仕事です。

依頼される素材は本当に多種多様なので、自分の中の“引き出し”を増やすことを常に意識しています。
休日には寺に足を運んでサビや緑青の質感を観察したり、金物屋さんでもらった端材を再現する方法を研究したり。日々の積み重ねを大切にしています。

藤田雅一さん
藤田さんが祖母のためにつくった犬のフィギュア

——お菓子と看板では扱うものは違いますが、ものづくりという意味では共通点も多いのではないでしょうか。

藤田)そうですね。見た目だけじゃなく、その裏にある想いや背景まで大切にするという姿勢に共感しました。ダイカンでも、ただ綺麗なものをつくるのではなく、お店やブランドの想いをちゃんと形にできるオーダーメイドの看板をつくりたいと思っています。

小倉)vision Yも、完全オーダーメイドのケーキをやっていて「その人のためだけ」のものをつくることもあります。レシピも使い回さず、終わったら破棄するので、感覚としてはルイ・ヴィトンのオートクチュールに近い。目の前のお客様に向き合い、想いや背景にどこまで向き合えるかが、本質的な価値を決めるのは、どちらも共通していると思います。

◼︎パティシエの原点を刻む看板。本気の提案で応えたダイカン

——職人としてのこだわりが聞けたところで、今回の看板制作の話に移っていきます。
まずは小倉さんから、依頼の経緯を教えてもらえますか?

小倉)実は当時、経営者としてもパティシエとしても、この先どう進むべきか迷っていました。
個人として評価していただける機会は増えていたものの、「出る杭は打たれる」といった日本特有の同調圧力を強く感じて。結果主義のフランスでは感じなかった閉塞感のようなものに、心が押しつぶされそうだったんです。

加えて、お店の評価が自分の理想に追いついてこないことにも悩んでいました。焦ってスタッフに無理をさせてしまったことも……。外では様々な賞をいただく一方で、身近な人たちを幸せにできていないという葛藤が大きくなっていました。

本場パリから認められた証
それでも味で勝負する小倉さんは、受賞歴を積極的には語らない

小倉)フランスに戻って修行をやり直すことも考えたんです。でも、お店を投げ出すわけにはいかない。そんなふうに立ち止まったときに思い出したのが、パリの風景でした。アパートの壁には銃弾の跡があり、日本人がほとんど住んでいないような治安の悪いエリア。でも、僕にとっては、不安と期待が混ざったような、強烈に心に残る原風景です。

自分を律して、初心に立ち返るために、その風景を今の自分の中に取り戻したい。そんな想いから、通りにあった住所表示の看板をお店に掲げることにしました。出勤前や退勤時にふと見上げて、「今日もしっかりやれたか」と自分に問いかける”教会”のような存在が欲しかったんです。

——再起をかけた強い想いが込められた看板だったんですね。その看板づくりをダイカンに託した決め手はなんだったのでしょうか?

小倉)何社かに相談したなかで、最初から職人さんが具体的な意見をくれたのがダイカンさんだけだったんです。他の会社さんは、納期や予算の話が中心。短納期だったこともあり、「まずはこのくらいで一旦つくりましょう」といった提案が多くて。

でも、ダイカンさんだけは「材質はこうしましょう」「塗装はこのほうが美しく仕上がる」と、期待を超える提案をしてくれました。「ビスを打つ部分はサビやすいので、そこだけ材質を変えましょう」と言われたときは、DIY好きな自分ですら知らなかった視点に感動しました。やりとりから、本気のこだわりを感じたんです。

藤田)この件の営業窓口から小倉さんの背景や想いを聞いていましたし、それに応えるには、僕らも全力で向き合うしかないと思いました。製作期間は実質9日ほどでしたが、ただ間に合わせるだけじゃなくて、ちゃんと納得いただけるものを届けようと。最初から、自分たちにできる最善を模索しながら動いていきました。

小倉)僕が最初に出した情報って、Googleマップのストリートビューの画像と、ざっくりしたイメージくらいでしたよね(笑)。
それに対して、藤田さんが職人目線でいろいろ提案してくれて。そこからどんどんイメージが固まっていって、「この人たちなら、自分の想いをきちんと形にしてくれる」と確信したんです。

——お店に対するこだわりが強い小倉さんが、そこまで信頼できた理由は何だったのでしょう?

小倉)僕はケーキやお菓子しか作れません。
農家さんが育てたフルーツ、それを運ぶ人、包材を用意する人など、たくさんのプロの力が合わさって、ひとつの商品ができあがるんです。ショートケーキだって、農家さんが育てたいちごが主役で、僕らはそこにスポンジやクリームを添えるだけ。どんなものづくりでも、それぞれのプロが自分の100点を出し合って、掛け合わせていくものだと思っています。

だからこそ、看板づくりでも、自分が中途半端な知識で口を出すより、プロの意見を尊重したほうがいいものができると考えました。藤田さんのような、こだわりを持った職人さんがいたからこそ、信頼して任せることができたんです。

◼︎社内連携により超短期で実現。洗練された“センシュアル”な看板

——実際に看板が完成し、納品されたときの印象はいかがでしたか?

小倉)届いた瞬間に「完璧だ」と思いました。色の美しさもそうですし、手で触れたときの質感やアール(縁などのカーブしている部分)の滑らかさに驚かされました。設置からしばらく経っていますが、いまだにまったく劣化を感じません。

厨房の機材や車のカスタムなど、素人ながら特注品に触れる機会は多いんです。
でも、そういうものって、納品後に細かい仕上げを自分でしなきゃいけないことが多い。バリが残っていたり、やすったら塗装が落ちてしまったり。そういうストレスが一切ない仕上がりでした。
それに、本場フランスの看板はブリキに印刷されていて、雨ですぐにサビたり色が落ちたりすることも多いんです。
そういう意味でも、今回の看板は本場を超えていますね。

藤田)バリや角の処理は、僕らがいちばん神経を使っている部分。安全性や耐久性にも常に気を配っています。そこをしっかり見て評価してもらえたことが、本当にうれしいです。社内のみんなにも聞かせてあげたいです。励みになります。

小倉)正直、クオリティが低かったら、表に出さずに店舗内にひっそり置いておこうと思いました。でも、実物を見てすぐに「これは外に出すべきだ」と。今でも毎朝・毎晩、この看板を見て、自分の覚悟を再確認しています。

——小倉さんが感じた「クオリティ」について、もう少し詳しく伺ってもいいですか?

小倉)看板は、お店の第一印象を決める存在です。どれだけケーキが良くても、最初に目に入るのは看板。その一枚にブレがあれば、空間全体の印象すら崩れてしまう。だからこそ、上質なお店を目指すうえで、看板も「上質」であることが欠かせないと考えていました。

なかでも、自分が大切にしているのが「sensuel(センシュアル)」という感覚。尊敬するフランスのシェフに教わった言葉で、官能的という意味を持ちます。それは決して下品なものではなく、脳がエクスタシーを感じるような、五感に訴えかけるような心地よさのことです。

今回の看板には、そのセンシュアルな感覚が宿っていました。触れたときに手が引っかからない滑らかなアール、どこを撫でても柔らかく感じられるフォルム。何ひとつ欠けることなく美しく整った仕上がり。自分が大切にしている感覚がそのまま形になっていて、心の底から納得できるものでした。

——製作の過程で、特に印象に残っているやりとりはありますか?

ステンシルサンプルでつくった看板

小倉)実は、途中で塗装の技法を変えていただいたんです。もともとは、現地の看板の滲んだ風合いを再現するために「ステンシル塗装」を提案いただいていて、僕もとても楽しみにしていました。でも、実際に届いたサンプルを見たとき、想像以上に完成度が高くて、逆に違和感を覚えてしまったんです。

これから歴史を重ねていく新しい店に、最初から“古びたもの”を掲げるのは違うのかもしれない。看板も時間をかけて味を重ねていく方がいいのではと。

それで、申し訳ないと思いつつも、「もう少し文字をパキっとさせたい」と仕様変更をお願いしました。普通なら「もう間に合いません」と言われてもおかしくないタイミングだったと思います。でも、ダイカンさんは一切そういうことを言わず、すぐに新しい提案を出してくださいました。

藤田)ステンシル塗装は、僕たちにとってほぼ初めての挑戦でした。でも、だからといって、それに固執する必要はないと思っていたんです。
最終的に「UV印刷」に切り替えると決まったときには、設計チームがすぐに新しいデータを作ってくれて。そこから材料の切り出しや塗装工程の再調整まで、全体の流れを一気に組み直しました。なんとか納期内に収められて、ほっとしています。

小倉)その対応の早さと柔軟さがあったからこそ、心から納得できる看板を受け取ることができました。
本当に感謝しています。とはいえ、無茶なお願いだったと思いますが……。

藤田)そんなことはないですよ。
小倉さんが、スタッフの皆さんとも意見を交わして慎重に判断されたと伺っていましたし、長く設置するものだからこそ、本当にご納得いただくことが大切です。一方的に「これでいいだろう」と押し付けるのではなく、お客様と一緒に完成形を探っていく。その姿勢こそが、ダイカンの誇りでもあるんです。

◼︎効率を求める時代に、職人×職人だからこそ生み出せる“温度”

——看板づくりの裏側にあった本気のやりとりから、お二人が“モノ”そのものではなく
“その先の価値”をつくろうとしている姿勢が伝わってきました。改めて、ものづくりを通じて届けたい価値について教えてください。

小倉)ものづくりで一番大切なのは「本質にこだわること」だと思っています。たとえば、ブランドのバッグに価値があるのは、ロゴそのものではなく、ロゴが象徴している使いやすさや耐久性、細部への配慮があってこそ。表面的な要素よりも、それを支える設計や品質が本当の価値なんです。
ケーキづくりも同じで、大事なのは見た目の華やかさではなく、素材の質や衛生面、丁寧に仕上げられているかどうか。看板もそうです。どれだけ見た目がよくても、風で飛ばされたり、触ってケガしたりすれば安心して掲げられません。だからこそ、滑らかさや強度といった“見えない価値”まできちんとつくる。それが本当に信頼されるものづくりだと思います。

藤田)看板はただの表示物ではなく、人の気持ちに寄り添う“親切な存在”だと思っています。たとえば、道に迷っているときに看板があったら、それだけで安心できるし、必要な場所やものに早く辿り着ける。それってすごく人の役に立っていると思うんです。
さらに、小倉さんが「看板があったから立ち直れた」と話してくださったように、看板は見る人、使う人の気持ちを支える存在でもある。だから、安全性はもちろん、環境への配慮やそのお店らしさをちゃんと表現することも大事。最終的には、作り手にとっても使い手にとっても、看板の存在がポジティブな気持ちにつながる。そういうものを目指しています。

——「見えない価値をつくること」「人の気持ちを支えること」。
それはどれだけテクノロジーが進化しても、人が介在するからこそ生まれるもののように思いました。今回を経て、こだわりを持つ職人同士のコラボレーションに、どんな面白さや可能性を感じましたか?

小倉)“人と人”の掛け算でしか生まれない価値ってあると思うんです。
今の時代、AIやITの進化で、有名店のレシピを再現することも簡単になっています。でも、ゼロから1を生み出すのは、まだ人間にしかできない
それができるのは、「もっと良くできないか?」「本当にこれでいいのか?」と疑問を持てるから。90点のものはテクノロジーでもつくれるけれど、最後の10点は、やっぱり人間じゃないと埋められない。そこを担うのが職人だと思っています。
そして、その職人同士が「こうしたらどうか」「いや、こうした方がいいかも」と意見を交わすことで、120点、150点のものができる。今回の看板もまさにそうで、それが職人同士の共創の面白さだと感じました。

藤田)100点を超える部分って、“感動”とか“心に届く”ということだと思うんですよね。
それをつくれるのは、気持ちを持った人間なんです。さっき試食させていただいたシュークリームも、小倉さんがつくったからこそ美味しかった。同じレシピでロボットがつくっても、感動の質はきっと違う。
もちろん、テクノロジーで効率化できる部分はあると思います。でも、気持ちまで効率化したらいけない。気持ちを持った職人が、「人の温度」を感じられるものを生み出していくこと。それが、効率性や便利さを求めすぎて、ともすれば冷たくなっていく社会において、とても大事なことだと思います。

小倉)僕が尊敬するフランスのシェフに言われたことがあるんです。「お前は恋人や家族、大切な人に食べさせるつもりでお菓子をつくれ。それなら“これでいいか”なんて絶対にならないだろう」と。
人の温度って、職人の愛から、最後のひと手間から生まれるものなんですよね。ダイカンさんの看板からも、それを強く感じました。

——最後に、おふたりの今後の展望や意気込みを聞かせてください。

小倉)今年で28歳になります。35歳くらいまでには、自分が人の愛に触れた南フランスで暮らしたいと思っています。そして、そこを拠点に、世界中にお店を広げていきたい。文化や価値観を分かち合いながら、人と人が自然につながれるような場所をつくりたいんです。「”食”っていいよね」と、純粋に思える人を増やすこと。それが僕にとっての社会貢献だと思っています。

いつも支えてくださっている一次産業の方々に、何かしらの形で恩返しできるように。そんな想いを胸に、これからもぶれずに進んでいきたいと思います。

藤田)僕は一度、芸人という夢に挫折して、進む道に迷ったことがありました。でも今はダイカンで、大好きなものづくりに全力で向き合える毎日を送れています。
職人の道は、やっぱり厳しくて、落ち込むことも多いですが、仲間や先輩の支えがあるから、挑戦を続けられている。だからこそ、技術にもっと自信を持てるよう、これからも努力していきたいと思います。今年の目標は、塗装技能士1級の資格を取得することです。

今回、小倉さんから直接、看板に込めた想いを聞けたことも、大きな励みになりました。看板は、人の人生の原点や大切な節目に寄り添えるもの。これからも、僕らが手がけるサインで、誰かの笑顔を生み出せるように、丁寧なものづくりを続けていきたいです。

◼︎編集後記|シュークリームとフィギュア

取材当日、小倉さんはシュークリームを振る舞ってくれました。
「シュー生地はパティシエの基礎で、日本でも馴染みがあるからこそ、パリとの違いや“本場感”を感じてもらいやすい」とのこと。何気ない一皿に込められた思いと技術を、藤田さんは元芸人らしい食レポを交えつつ味わっていました。

一方、ダイカンからは藤田さんが対談の記念に制作した、小倉さんのフィギュアが贈られました。
目元や雰囲気まで忠実に再現されたフィギュアは、お店の一角に大切に飾られています。

つつじヶ丘という街の一角に掲げられた看板は、小倉さんの過去と未来を、日本とフランスを、vision Yとダイカンを、そして新たなご縁を結ぶ起点になっています。小倉さんによると、フランス出身の方が看板に感動し、新しい仕事の依頼が舞い込んだとか。ひとつの看板が、多くの出会いと物語をつくっていく瞬間に立ち会えた対談でした。

取材・執筆・編集:佐藤史紹
撮影:村井香

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